コロナ禍で自宅にこもる時間が増え、
自分と向き合うことも必然的に多くなった。
なんとなく仕事をして
日々過ごしてきたけども、
自分がどこへ向かっていくのか、
何を目指したいのかを改めて考えてみた。
私が考える幸せは、以下のことである。
1.心身ともに健康であること
2.心が安らぐ人とのつながりがあること
3.生活できるだけのお金があること
4.情熱をもって取り組めるものがあること
3つめまでは「そうだね」と思う人が
多いかと思うけど、
4つめの「情熱をもって取り組めるものがあること」に
それほど重要性を感じていない人が
多いかもしれない。
でも、これはもしかすると
人生において健康の次に
優先すべき事項かもしれないと思っている。
人生のどのフェーズにおいても
自分で自分を満たすことは結構重要だ。
例えば恋人のために、子どものために
自分の人生を犠牲にして生きる。
これって美談のように聞こえるけども
危険な考え方だ。
例えば恋人と別れたら?
子どもが巣立ったら?
自分以外に生きる軸があるというのは
それがなくなった時に
生きる意味が見いだせなくなってしまう。
実体験としてもそれを感じている。
20代の頃とにかく忙しい仕事をしていて、
毎日終電で帰るような生活で
人生のほとんどを仕事に費やしていた。
ある時転職を決意し、
新しい会社に転職するまでの間、
有給消化のため1カ月ほど仕事をしない期間があった。
それまでの忙しい生活から解放され、
毎日好きな時間に起きて
本を読むなどしてダラダラ過ごし
なんて幸せだろうと思っていたのだけど、
1週間が過ぎたあたりから
ダラダラすることに飽き始めた。
起きて食べて寝て、一日が終わる。
ただ死ぬのを待つだけの生活、
そんな感覚に陥った。
もしこれが一生続いたらと考えたら
すごく怖くなった。
「なにが 君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのはいやだ!」
アンパンマンの歌詞にこのような
一文があるが、
まさにそんな気分だった。
例えばそれが
仕事につながらなくても、
なんの役に立たなくても良い。
ただそれをしているときに
幸せを感じられることが重要だと思う。
無趣味で特に好きなことがない
って人もぜひ考えてみてほしい。
「これだ!」ということに出会うのは
なかなか難しいかもしれない。
なんでもいいのだけど、
できれば何かアウトプットすることで見つかるといい。
例えば小説を書いたり絵を描いたり、
ダンスをしたり表現することだ。
食べること、映画を観ることなど
消費することでも良いのだけど、
それを自分のフィルターを通した
アウトプットをすることだ。
例えばカレーが好きだとしたら、
全国のカレー屋さんをめぐって
SNSで発信してみる。
反応が得られたり
同じカレー好きの仲間との
つながりができることで
幸せが何倍にも大きくなるはずだ。
実は私もまだ完全に「これ!」というのを
見つけたわけではない。
楽しいことに片っ端から手を付けて
自分の幸せに貪欲に生きて行きたい。
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