手っ取り早く幸せになる方法

幸せになるには
自分を変えたり努力したりと
結構時間がかかることが多いですが、
手っ取り早く幸せになれるおすすめの方法があるので
紹介します。

寄付、あるいはボランティアをする、です。

もし寄付をしたことがない、
数回しかしたことがない、という方は
騙されたと思ってぜひ寄付をしてみてほしいです。

私が寄付を継続してするようになったきっかけは、
インドを旅行した時。

もう10年ほど前なので今は状況が変わっているかもしれませんが、
貧しい人がたくさんいて、道端にも物乞いが普通にいます。
そして庶民の生活も粗末なものでした。

旅行中に宿泊したホステルのスタッフである若者と仲良くなり
一緒に近所を散歩していた際に
物乞いにお金を要求され、
私はいつものように相手にしていなかったのですが
その若者は小銭を渡していました。

若者も裕福ではなく、どちらかというと
貧しい生活をしているような人だったのですが
おそらく日常的に渡しているような自然な対応で、
その光景を目の当たりにして
少しびっくりしたんです。

なぜお金をあげるのか、
いつもあげるのか、と詳しく聞いてみると、
その若者は、自分の給料の数%は困っている人に
分け与えるようにしている、
立場の弱い人を助けるのは当たり前、と。

衝撃でした。

自分も貧しいのに、
見ず知らずの物乞いにお金を
分け与えてる。
しかもそれが当たり前だ、と。

それまでは物乞いの対応を面倒に思っていたし
絶対お金なんて渡すものか、とすら思っていたので
私はその話を聞いて自分の小ささを恥じました。
インドの宗教観も関係しているのかもしれませんが。

それからは私も見習って
小銭を持っているときはあげてみたり
少しのぼったくりも寄付と思ってスルーしたり
行動を変えてみました。

すると、なんだかすごく気分が良かったのです。
それまで敵とすら見ていた存在の人たちを
愛おしく守るべきものだと思うようになりました。
そして自分の心もすっと晴れるような感じがしました。

この感覚はなんだろう?

その後日本に帰ってからも
自分の興味のある分野のNPOなどに
積極的に寄付をするようになりました。

仕事のデスクには
「何か人のために使う用貯金箱」を置いて
仕事で何か嫌なことがあった時などは
そこに小銭を入れると心がスッとして
ストレス発散になっていました。

このように寄付をすると
「自分がめっちゃ気持ちいい」んです。
手軽に幸せになれる、万能薬です。

寄付などの利他的行動が健康や心理面でポジティブな
影響をもたらすというのは、
Dunn et al. (2008)の実験によって
実証されているということもあります。

もちろん寄付によって
自分が幸せになるだけでなく、
自分は実際に参加できないけども
そのプロジェクトの一助を担えるということも
寄付の良いところだなあと思います。

例えば遠くで自然災害があったときに
自分が現地に行ってボランティアはできないけども
寄付をすることで少しでも現地の助けになれる。
そう考えるとお金に思いを乗せて働いてもらえる、
自分の分身が増えるような感覚になるんですよね。

私は裕福なわけではないので、
月に数千円ほどの寄付ではあります。
例えば500円、1,000円でも
幸せの恩恵を受けることができます。

日々の幸せを手軽にパワーアップさせるために
まずは「自分のため」に
寄付をしてみることをおすすめします。

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