縁もゆかりもない土地に住んでみた

昨年仕事の関係で何の縁もゆかりもない
全く知らない土地に
1カ月ほど住む機会があったのですが、
これが素晴らしい経験でした。

私は昔から、誰かと一緒に出掛けたり遊んだりするよりも
一人で過ごすほうが気楽で好きという性質があります。
ものすごい仲の良い親友でさえ
1時間が経過したあたりで
「ああ、もう帰って一人でマンガ読みたい」
と思うほど重症なのです。

ただ地元やある程度長く住んだ土地だと
どうしても誰かと過ごすことになってしまうんですね。

付き合いでということもありますし、
私もたまには気の迷いで
友だちと遊びに行きたいななんて
思ったりするのですが、
帰ってくると妙に疲れている……
ということも。

さらに私にとって脅威なのは田舎です。
田舎では近所を歩いただけで
「あ、きいこさーん!」と声かけられることもしばしば。
近所のスーパーで買い物をするのも
誰かに会ってしまうという恐怖と
闘いながらしなければなりません。
(人嫌いの私は田舎暮らしに向いていないと
その時学びました)

ところが全く知らない土地に住んでみて、
それが皆無になったわけです。
強制的に全くの一人、という状態が
できあがりました。

これが私にとっては
ストレスフリー! 天国!

まず知り合いが物理的に遠くなったので
誰からも誘われない。
全く知らない土地とはいえ
電車で1時間くらいかかる場所に住む
知り合いもいたのですが、
「コロナ禍なのでお会いできず残念です」
と会わずに済ませることができました。
最高!

散歩しても誰にも会わない。
誰かに見られてるかもと思う必要もない。
最高!

誰も私のことを知らないので
パジャマのまま髪の毛ぼさぼさで
歩いてもOK。
最高!

誰の干渉も受けずに
ひたすら自分の殻に閉じこもり
のびのびと暮らした1カ月。
最高に癒しの時間でした。
全てがフラットというか
完全にリセットされるというか。

考えてみれば
一人旅もこうした癒しを求めて
する部分もあるな~なんて気が付きました。

年に一度くらいは
全く知らない土地で
1泊とかではなく少し長めに
完全に一人の時間を強制的に作ってみると
心にすごく良いなと気が付いた出来事でした。

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