30代まではなんとなく結婚しなくちゃいけないかなとか
子育てしないと一人前じゃないかなとか、
漠然とした焦りというか強迫観念みたいなものがあった。
40代に入り、そうでもないかな、とやっと思えるようになってきたという話。
私は幼い頃からずっと一人が好きだった。
小学生の頃は友だちと遊ぶより一人で絵を描くのが好きで、
遊びに誘われても「お母さんと約束がある」
とか理由をつけて断ることもあった。
(嘘がバレて友だちに泣かれたこともある)
働き始めて3カ月、とにかく家を出たかったので
ギリギリの貯金で一人暮らしを始めた。
その時の解放感といったらなかった。
そしてそれから約20年、ずっと一人である。
もう今さら人と暮らすことなど考えられない。
以前、男友達が彼女と同棲を始めたところ
途端に胃潰瘍になったという話を聞いた。
とても理解できる。
ここで、結婚しないことで考えうる不安要素をあげてみる。
1.いざというときに支えてくれる人がいない
→お金で代替できる。
例えば病気になって入院した場合などは
病院内で下着など諸々購入できるサービスがあるし、
送り迎えもタクシーを使えば問題なし。
お金をためておく必要がある。
2.寂しい
友人がいれば問題なし。
そのために理解のある友人は多くもつべし。
3.子育ての楽しみがない
そもそも結婚したからとて子どもが授かるとは限らない。
それに自分は子育てに向いていないと思っているのでしない方がいい。
4.社会的な信用が得られない
はなから信用などないので問題なし。
5.経済的に苦しい
一人でこれまでなんとか生きてこれたしこれからも自分一人くらいならなんとかなる。
そもそも結婚してパートナーに経済的に頼ろうという考えはあまり好きではない。
と、一人でいることの懸念点として
私が考えられるものはこれくらいである。
どれも大丈夫そうだなという結論になった。
そもそも結婚したからといって
パートナーが自分より早くいなくなってしまうかもしれないし、
子どもだっていずれ独立して子ども自身の人生を歩むのだから、
結局は自分で自分を楽しませる力が必要になるのではないか。
そう考えると、結婚しようが一人でいようが
それほど差はないというか、
どっちでもいいかなという考えになった。
もし結婚したいという人が現れたらそれでもいいし、
(ただし自分一人の部屋は絶対必要)
いなかったら別にしなくて構わない。
結婚したからといって幸せになれるわけではないし、
生涯独身だからといって不幸なわけではない。
自分の人生はそんなもので左右されないし、
結局は自分自身がどう生きるかというだけ。
「普通の人は結婚するもの」という思い込みが強かった30代。
それをとっぱらってみたら結構楽だなあと思った次第。
なんか人生の次のステージに行けた感じがしている。
40代になって、自分が勝手に作り上げていた
「うっすらとした世間」みたいなものから解放されて
どんどん生きるのが楽になっていくのを感じています。
コメント